Message

『映画を身近に感じて欲しい』
その想いで今回「しずおか映画祭」を企画しました。

僕の出身地である静岡県は、日本一高い富士山、日本一深い駿河湾に挟まれており、これまで映画のロケ地としても多用され、
県内のフィルムコミッションや地域の皆さんは、そういった映画・芸術に対する関心が高いように感じています。

この映画祭を通じて、更なる映画文化の発展と、地域社会の活性化、新たなクリエイターたちの出会いの場として、
静岡の皆さんと密になり一緒に創り上げて行きたいです。

まずは本開催実現に向け、第一歩となる映画祭を今年開催します。
毎回開催を楽しみにして貰えるような映画祭を目指していきたいと思っています。

しずおか映画祭実行委員会
代表 磯村勇斗

Ticket

「しずおか映画祭」入場チケット

金額 全席指定3,500円(税込)
  • 未就学児は保護者1人につき、ひざ上観覧1名まで無料
販売場所
備考
  • 車いす席につきましては、沼津市民文化センターへ直接お問い合わせください。
  • お求めいただいたチケットは、お客様都合によるキャンセル、払い戻しは致しませんのでご了承ください。
  • 上映は3部制を予定しております。※1枚のチケットですべての作品をご覧いただけます。

Schedule

10:00 開場
10:30 開演
オープニングセレモニー
実行委員会代表 磯村勇斗あいさつ
11:00 第1部
『わが母の記』(上映時間約118分)
14:30 第2部
『arigato2000』
15:10 『世界征服やめた』
17:00

第3部
『さかなのこ』(上映時間約139分)

フィナーレ

20:00 終了予定
  • 上映開始時間は変更の可能性がございます。
  • 作品上映の合間には休憩時間を設けております。
  • 会場前では飲食イベントを開催しますのでどうぞご利用ください。

SpecialStage & Guest

第1部

  • 原田眞人
    映画監督 脚本家。1949年、静岡県沼津市生まれ。黒澤明、ハワード・ホークスを師と仰ぐ。
    1979年、『さらば映画の友よ』で監督デビュー。『KAMIKAZE TAXI』(1995)は、ヴァレンシエンヌ冒険映画祭で准グランプリ及び監督賞を受賞。
    モントリオール世界映画祭で審査員グランプリ受賞の『わが母の記』(2012)は小津安二郎作品の影響が濃い家族ドラマ。2015年には『駆込み女と駆出し男』と『日本のいちばん長い日』を発表。
    その後は『関ヶ原』、『検察側の罪人』、『燃えよ剣』、『ヘルドッグス』、『バッド・ランズ』と続く。
    グアナファト国際映画祭、ハワイ国際映画祭、ニューヨーク・アジア映画祭で生涯功労賞に輝いている。
  • 遠藤愛海
    2001年、静岡県沼津市生まれ。
    京都芸術大学映画学科に在籍。
    大学の卒業制作として監督した長編映画『さよならピーチ』がPFFアワード2024にて「エンタテインメント賞(ホリプロ賞)」を受賞。
    高校二年生の夏休み、静岡シネ・ギャラリーで観た『ブリグズビー・ベア』で映画の道を志す。一番好きな映画は宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』。

第2部

  • 佐津川愛美
    1988年生まれ、静岡県出身。
    2005年『蝉しぐれ』(監督:黒土三男)で映画デビュー。 主な出演作に映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(07)『横道世之介』(13)『ヒメアノ~ル』(16)『毒娘』(24)ドラマ『最後から二番目の恋』(12)『おっさんずラブ-in the sky-』(19)NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』『大奥』Season2 (22)ほか、多数。 近年ではエッセイの執筆や、監督も務めるなど多方面で活躍を続けている。 2024年はデビューから20年にあたり、デビュー20周年記念企画『佐津川愛美映画祭』が東京・高崎・名古屋・静岡で開催されている。
  • 北村匠海
    生年月日:1997年11月3日。出身地:東京都。
    2008年に俳優デビューし、その後数々の映画・ドラマに出演する。
    今回、短編映画『世界征服やめた』で、初短編映画監督を務めた。

第3部

  • 沖田修一
    1977年生まれ、埼玉県出身。日本大学芸術学部卒業、映画やテレビドラマなどの監督をしている。監督作に『南極料理人』(09)『キツツキと雨』(12)『横道世之介』(13)『滝を見にいく』(14)『モヒカン故郷に帰る』(16)『モリのいる場所』(18)『おらおらでひとりいぐも』(20)『子供はわかってあげない』(21)、『さかなのこ』(22)、『おーい!どんちゃん』(22)や、WOWOWドラマW『0.5の男』などがある。
  • のん
    俳優・アーティスト。音楽、映画製作、アートなど幅広いジャンルで活動。
    2016年、劇場アニメ『この世界の片隅に』主人公すずの声を演じ、第38回ヨコハマ映画祭審査員特別賞を受賞。2022年2月に自身が脚本、監督、主演の映画作品『Ribbon』公開(第24回上海国際映画祭GALA部門特別招待作品)。同年9月、主演映画『さかなのこ』で、第46回日本アカデミー賞『優秀主演女優賞』、第32回日本映画プロフェッショナル大賞『主演女優賞』を受賞。2024年12月、主演映画『私にふさわしいホテル』公開予定。DMMTVでの実写ドラマ『幸せカナコの殺し屋生活』今冬公開予定。 2024年、第16回伊丹十三賞を受賞。

ステージホスト

  • 磯村勇斗
    しずおか映画祭実行委員会代表

司会

  • 伊藤さとり
    映画パーソナリティ・映画評論家。映画コメンテーターとして『ひるおび』(TBS)『めざまし8』(CX)で月1、2回の映画解説、『ぴあ』他で映画評や連載を持つ。YouTube番組『新・伊藤さとりと映画な仲間たち』俳優対談番組、東映チャンネル『伊藤さとりのシネマの世界』監督、俳優対談番組ほか。邦画、洋画の映画舞台挨拶MCも多く担当。映画本『愛の告白100選 映画のセリフでココロをチャージ』、映画本『2分で距離を縮める魔法の話術 人に好かれる秘密のテク』執筆。女性記者映画賞立ち上げ人。日刊スポーツ映画大賞、日本映画批評家大賞ほか映画賞審査員を務める。

Movie

『わが母の記』

作品情報

作家・井上靖が自身と家族との実話をベースにつづった自伝的小説。
幼少期の出来事により母親との間に大きな溝を抱える中年作家と、年老いて記憶もあいまいな母親との関係を中心に、家族の深い絆が描かれる。役所広司主演で映画化した家族ドラマ。母親役の樹木希林、主人公の娘役の宮﨑あおいなどの共演が物語を盛りたてる。

ストーリー

小説家の伊上洪作(役所広司)は、幼少期に兄妹の中でひとりだけ両親と離れて育てられたことから、母に捨てられたという想いを抱きながら生きてきた。父が亡くなり、残された母の暮らしが問題となり、長男である伊上は、妻と琴子(宮﨑あおい)ら3人の娘たち、そして妹たちに支えられ、ずっと距離をおいてきた母・八重(樹木希林)と向き合うことになる。老いて次第に失われてゆく母の記憶。その中で唯一消されることのなかった、真実。初めて母の口からこぼれ落ちる、伝えられなかった想いが、50年の時を超え、母と子をつないでゆく──。

出演 役所広司 樹木希林 宮﨑あおい ほか
監督・脚本 原田眞人 当日は原田眞人監督が来場します
原作 井上靖

『arigato2000』

作品情報

静岡出身の佐津川愛美がプロデュースを務めた映画。
本作は【子ども向け映画ワークショップ企画】の一環として、静岡の子どもたちと一緒に撮影をされている。

ストーリー

弥生人が令和にタイムスリップ!?
静岡の子どもたちを通して、弥生時代には無かった「ありがとう」の言葉と温かさに触れる。
果たして弥生時代に帰れるのか…

主演 前野朋哉
監督 比嘉一志
プロデューサー 佐津川愛美 当日は佐津川愛美さんが来場します

『世界征服やめた』

作品情報

いまは亡き孤高のポエトリーラッパー、「不可思議/wonderboy」の名曲を映画化。
北村匠海が自ら企画し、脚本制作、 監督も行う短編映画。

ストーリー

⾃分はちっぽけで、でも光に⼿をのばしてる。
生にすがる事への尊さと、“⼈生の主⼈公は⾃分しかいないのだ”と思い起こさせるヒューマンストーリー。変化の乏しい日常をやり過ごす中で、「自分なんて誰にも必要とされてないのではないか…」と感じる瞬間に、ふと「この世から、消えたい—」と思うことがないだろうか。
主人公・彼⽅は、社会の中で生きる内向的な社会⼈。そしてどこか飄々として、それでいて白黒をはっきりさせたがる彼⽅の同僚の星野。星野の選んだ決断に彼⽅の⼈生は⼤きく揺れ動く。
「死」の意味を知る時、明⽇の選択は⾃分でできることを知る。
世界征服という途方もない夢を追いかけるよりも、自分にしか描けない道がきっとある。
だって、明日は誰にだって平等にやってくるのだから。

企画・脚本・監督 北村匠海 当日は北村匠海監督が来場します

『さかなのこ』

作品情報

原作は、さかなクンによる自伝的エッセイ。
監督は『南極料理人』『横道世之介』等、愛すべき主人公を温かく描いて来た沖田修一。
主演を務めるのはのん。好きなことに一直線で、周囲の人々を幸せにする不思議な魅力にあふれた主人公ミー坊を性別の垣根を越え体現する。また、ミー坊を信じてその個性を応援し続ける母を演じる井川遥、幼馴染みのヒヨを演じる柳楽優弥をはじめ、不良役の磯村勇斗や岡山天音、映画オリジナルのキャラクターのモモコ演じる夏帆など、実力派の俳優が見事脇を固める。そして、なんと原作者でもあるさかなクンが映画初出演を果たしていることにもギョ注目です!

ストーリー

映画になった、さかなクンの驚きの人生。
笑顔も涙もキラキラ光る、宝物のような感動作がついに誕生。
お魚が大好きな小学生・ミー坊は、寝ても覚めてもお魚のことばかり。他の子供と少し違うことを心配する父親とは対照的に、信じて応援し続ける母親に背中を押されながらミー坊はのびのびと大きくなった。高校生になり相変わらずお魚に夢中のミー坊は、まるで何かの主人公のようにいつの間にかみんなの中心にいたが、卒業後は、お魚の仕事をしたくてもなかなかうまくいかず悩んでいた…。そんな時もお魚への「好き」を貫き続けるミー坊は、たくさんの出会いと優しさに導かれ、ミー坊だけの道へ飛び込んでゆくーー。

出演 のん 柳楽優弥 夏帆 磯村勇斗 さかなクン 井川 遥 ほか 当日はのんさんが来場します
監督・脚本 沖田修一 当日は沖田修一監督が来場します
原作 さかなクン「さかなクンの一魚一会 〜まいにち夢中な人生!〜」(講談社刊)